:::2004.09.22号より:::
標津の秋サケ
水揚げ
定置網に掛かったサケを豪快に引き上げます。サケは、ビタミンDや血液をさらさらにするDHA、EPAが豊富
あきあじまつり毎年好評の「あきあじまつり」。秋あじ鍋をはじめとする、さまざまなサケ料理が楽しめます。秋あじのつかみどり競争など、イベントも多数
 実りの秋。日本でも有数のサケの漁獲量を誇る標津郡標津町では、今まさに秋サケ漁が最盛期です。
 町の基幹産業、漁業の中でも、サケはその中心。今年も標津の川で生まれたサケが、生まれた川に戻って来ています。サケには、シロザケやベニザケ、ギンザケなど種類がありますが、秋サケは、産卵のために秋に帰ってくるシロザケのこと。春から夏にかけて捕れる「トキシラズ」に比べると、あっさりした味が特徴。その理由は、成熟につれ、サケはえさをとらなくなり、脂が少なくなるから。反面、イクラは成熟し、グッとうまみを増します。 
 サケは、塩焼きやチャンチャン焼きなど、調理法はさまざまですが、地元では、「秋あじ鍋」や「氷頭(ひず)なます」も定番の食べ方。ちなみに「秋あじ」とは、秋サケを指す北海道や東北特有の呼び名です。秋あじ鍋は、サケの頭や中落ちなどアラの部分から十分なダシが出て、うまみたっぷりの鍋に。氷頭なますは、サケの鼻軟骨部分をスライスし、千切りにした大根やニンジンとともに酢で締めたもの。おかずとしてはもちろん、酒のつまみとしてもうれしい一品です。
 町では、根室海峡の冷たい海から揚がったサケを、安全で新鮮なまま消費者に届けるため、”地域ハサップシステム“を取り入れています。これは、漁獲から輸送までの各工程を徹底的に管理するシステム。この一連の流れを、漁協や町、市場、加工業者が一体となって行っています。関係者の日々の努力があってこそ、私たちの食卓にサケが上るのです。秋サケ漁は、11月末まで続きます。
●問い合わせ/標津町役場 01538・2・2131
【イベント情報】26日(日)10〜14時、標津サーモンパーク広場(標津郡標津町北1西6)で「しべつあきあじまつり」を開催。「朝獲(ど)り 秋鮭激安販売」や、イクラ丼1500食無料提供などが行われます