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| 雪の中に貯蔵されるほど甘みを増す「越冬キャベツ」。同町では、「湖月(こげつ)」、「冬駒(ふゆこま)」の2品種のキャベツを秋に収穫し、雪の中に貯蔵。11月下旬〜3月くらいまで出荷しています。 |
北海道の中央部から、やや北に位置する和寒町。盆地特有の気候で、夏と冬との温度差が70度にもおよびます。カボチャの名産地としても知られていますが、11月下旬から3月までは「越冬キャベツ」の出荷が盛んです。
秋に収穫されたキャベツを畑に並べて、冬の間に降り積もる雪の中で貯蔵。春までの期間に、雪の中から掘り出して少しずつ出荷するという北海道の気候を生かした特産物です。土と雪の中に寝かされたキャベツは熟成されて糖度が増し、みずみずしくシャキシャキした食感と甘みが特徴。
「越冬キャベツ」が作られるようになったのは、豊作が続き秋野菜の価格が下がった40年ほど前のこと。ある農家で秋の収穫後、畑に放置したままにしていたキャベツを、春に雪の中から見つけて食べてみると、おいしかったという偶然の産物。それを市場に出したところ高値で売れたため、同町を中心に栽培されるようになりました。
現在同町では110戸の農家で2種類の品種を栽培し「越冬キャベツ」として出荷。今年は、適度な雨と、秋口の暖かい気候のため豊作で、例年よりも玉太りがよいキャベツがたくさん収穫されました。それらのキャベツが、今も大自然の冷蔵庫の中で、ゆっくりと春の訪れを待っています。 |