「モンテーニュ通りのカフェ」

パリの由緒あるカフェを軸に、さまざまな人生が交差する物語
恋人にふられたばかりのジェシカ(セシール・ド・フランス)は、大好きな祖母が若いころに働いていたパリにやってきた。彼女はモンテーニュー通りのギャルソン(男性の給仕)しか雇わない由緒あるカフェで、仕事を得る。そこで出会ったのは社会的に成功しているにもかかわらず、苦悩や悲しみを抱えている人々。 自分のキャリアに満足できずにいる売れっ子のテレビ女優。本当に音楽を必要とする人の前で演奏したい、と苦悩する人気ピアニスト。初老の美術収集家は病を患い人生の幕切れを予感。価値あるコレクションをすべてオークションに出そうとしていた。やがて、ジェシカは彼らと深くかかわっていくようになるが…。
他人から見ると恵まれた環境にあると思われている人でも、心が満たされなければ幸せとは限らない。本作品は、そんな人々が本当に探し求めているものを見つけるまでの物語だ。また、エスプリの効いたセリフの数々は、ときに格言風でもあり味わい深い。
●5日(土)からシアターキノで公開。