:::2008.06.11号より:::

あなたが日ごろ感じている素朴な疑問をオントナスタッフが調査して解明します

スポーツ競技の監督は、ジャージや背広姿という印象がありますが、どうして野球の監督だけ、選手と同じユニフォームを着ているのでしょう?

(札幌市西区・本間ナオミさん)

 プロ野球は交流戦で盛り上がっているさなかですね。すっかり見慣れた監督やコーチのユニフォーム姿、あらためて考えると不思議です。
 野球体育博物館事務局長の佐藤宏さんは「大きな原因として考えられるのは、野球は他の競技に比べて選手兼任監督が多いからでは」と言います。東北楽天ゴールデンイーグルスの野村克也監督も、かつて南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)時代に兼任していましたし、2007年に引退した東京ヤクルトスワローズの古田敦也さんは記憶に新しいですよね。戦後しばらくは選手が不足していたため、多くのチームに選手兼任の監督やコーチがいたのだそう。最初からユニフォーム姿なら、選手として出場する際にいちいち着替えなくてよいので、確かに合理的かもしれません。
 ところで、日本の公認野球規則では、選手のユニフォーム着用は定められていますが、監督やコーチの服装については特に記載がありません。意外なことに、規則上では何を着ても構わないのだそうです。 
 大リーグでは、フィラデルフィア・アスレチックスで20世紀初頭から50年間近く監督を務めたコニー・マック氏が、スーツを着て指揮をとっていました。佐藤さんによると「ユニフォーム姿じゃない監督の数少ない代表例」ということです。