:::2008.07.02号より:::

小泉ニロ

自分をフィルターにして、ボサノバやいろいろな音楽を伝えていくのが役目

こいずみにろ
1981年生まれ。北海道出身。昨年リリースしたファーストアルバム「Bossa@NILO」は音楽雑誌「アドリブ」の「国内ニュースター賞」を受賞。

 情熱と悲哀さを併せ持つ国、ブラジルで生まれたボサノバ。ボサノバシンガー、小泉ニロさんは「日本人の感性に近い音楽」と、その魅力を語ります。6月に、ボサノバのスタンダードナンバーをカバーしたセカンドアルバム「ボッサ@ニロ〜イパネマ〜」をリリース。これまでジャズやR&Bなど、さまざまな音作りを経てきた彼女に掛かると、聴きなじみのある曲が、ジャンルを超えた新鮮な音楽に聞こえるから素敵です。「自分をフィルターにして、こういう音楽がありますよと伝えるのが役目」と自身を振り返ります。
 「思い付くとすぐ形にしないと気が済まない性格」で、ボサノバを始めて程なくしてブラジルへ旅立ち、本場の音をたっぷり吸収。関心は音楽以外にも多く、自転車をテーマにしたフリーマガジンを創刊し、編集長として活躍する一面もあるなど、その活動はバイタリティーにあふれています。やさしい歌声の中から伝わる、夢を着実に実現させてきた彼女の強さ。聴く人にも元気を与えてくれる一枚です。

セカンドアルバム「Bossa@NILO〜Ipanema〜」2800円(GIZA studio)