:::2004.10.20号より:::
合わない枕は肩凝りや首の痛みの原因になります!
自分の体にぴったり合った枕を見つけましょう
朝起きて「首や肩が凝っているな」とか、「何だか寝足りなくて頭が重たい」などと感じたら、原因は枕にあるかもしれません。高過ぎたり低過ぎたり、自分に合わない枕は頚椎(けいつい)に負担がかかり、不具合を引き起こします。そこで、自分に合った枕を見つける方法を「ロフテー枕工房」のピローフィッター、小林富子さんに教えてもらいました。
合わない枕でこんなトラブルが起きます
「ロフテー枕工房」では、自分の頭と首の状態を横からカメラで写して、モニターで確かめることができます
最初に、合わない枕を使うことで起こるトラブルを6つのパターンに分けて紹介します。
1、枕が高過ぎる場合
背中が浮き、首や肩に負担がかかります。首や肩が曲がって気道を圧迫するため、肩凝りや首の痛み、いびきなどの症状が表れます。
2、頚部に当たる部分だけが高過ぎる場合
頭部が沈み、首の下だけ高い状態ではあごが上がってしまい、口呼吸になりがち。舌がのどのほうへ下がってしまい、気道を狭くし、首の負担も大きくなります。開口やいびき、首の痛みなどの症状が表れます。
3、〈仰向け〉枕の中身が片寄る場合
寝返りを打つたびに中の素材が動いてしまうと、首が上手に支えられません。不自然な姿勢になりやすく、気道が圧迫されます。肩凝りや首の痛み、いびきなどの症状が表れます。
4、〈横向き〉枕の中身が片寄る場合
寝返りが打ちづらく、首が不自然に曲がってしまい、首に痛みが表れます。
5、〈仰向け〉枕をしない、低い場合
頚椎への負担が大きく、頭部が心臓より低くなるので、血のめぐりにも影響します。首の痛みや肩凝り、顔のむくみや眠りが浅くなるなどの症状が表れます。
6、〈横向き〉枕をしない、低い場合
首が不自然に曲がり、首の痛みにつながります。
自分の体に合う枕の見つけ方
背中に当てた手を垂直に立て、定規を手に対して直角になるように当て、頚椎のカーブの深さを測ります
これらの中に思い当たるパターンがある場合は、自分に合った枕を見つける必要がありそうです。
理想的な枕の高さは、体型や頚椎のカーブの深さなどによって人それぞれ違います。基本的には、普段リラックスして立っている時のポーズをキープしてくれる枕が安眠を誘います。
まずは写真右のように頚椎のカーブの深さを測って、首の下のちょうどよい高さを知りましょう。測る時には楽な姿勢をとり、3〜4m先の床を見ます。この時、顔の角度が5度程度下を向くようにしましょう。
カーブの深さは1cmから6cmが一般的。自分の測定値より高い場合は、中の詰め物を出すなどして調整してみましょう。逆に低い場合は、タオルを下に当てて調整するのも良いでしょう。ただし、枕全体を頚椎のカーブの深さの測定値と同じにしてはいけません。
ロフテーの枕。5つの高さに分かれています
例えば、ロフテーの枕(写真右)を参考に見てみると、枕の高さが5つに分かれています。枕の真ん中、後頭部に当たる部分は頚椎より低くなります。そして左右は寝返りを打って横向きになった時の肩幅を考え、高くなっています。これもタオルを下に当てて調整できます。
中の素材は柔らかな羽毛から絹綿、固めならそば殻などさまざまなので、好みで選んでください。働く女性には、丸洗いができ手入れが簡単なポリエチレンパイプ製が人気だそうです。
毎晩の眠りのパートナーである枕選びは大切。自分の体にぴったり合った枕で眠りたいものですね。
※取材協力/ロフテー枕工房(札幌市中央区南1西2丸井今井札幌本店一条館6階、011・205・1151)
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