:::2004.12.15号より:::
野菜くず、風呂の残り湯、EMなど「エコ」アイデアいろいろ
環境にやさしいお掃除の工夫をしませんか
「環境に優しい生活を」といわれているけれど、どこからどうやって始めたらいいの?という声をよく耳にします。そこで今回は毎日の「お掃除」にスポットを当て、オントナ読者が実践しているエコお掃除法を教えてもらいました。すぐに役立つ工夫がいっぱいなので、ぜひ参考にしてみてください。
捨てる前にとことん利用してみましょう
野菜クズもすぐに捨てないで食器の汚れ落としに使ってから捨てる。お風呂の水も有効的に再利用を
「母や祖母がやっていたのを私もまねしているんです」と言うのは札幌市東区の主婦、須藤美和さん。台所に大きめの密閉容器を用意して、大根やニンジンのへた、キャベツの外側などを調理する時、普通捨ててしまう部分をためておきます。排水に流れる油を極力減らすため、これで食器やレンジの油汚れを拭き取ってから捨てます。搾った後のレモンの皮は、まな板をこすって漂白に。ミカンの皮は塩を付けてきゅうすや湯飲みの茶渋をこすります。昔からの知恵ですね。
札幌市北区の主婦、高橋智津子さんの掃除の必需品は、広口の瓶と、バケツとひしゃく。瓶には小さくて使いづらくなった石けんを放り込んでおきます。ある程度たまったら熱湯を入れて溶かし、とろりとした石けん液を作ります。石けんの成分は合成洗剤と違い、比較的早く分解されるので、グリルのしつこい油汚れも、しばらく漬けておけばきれいになるそうです。
バケツにはお風呂の残り湯をくんで、洗い物の漬け置きに使ったり、トイレや風呂掃除に使ったり。「水も大事にリサイクルしなければ。ひしゃくは古くさいと思うかもしれませんが、軽くて扱いやすい、狙ったところに水をかけるのに意外と便利なんですよ」と高橋さん。
洗剤の代わりに、汚染物浄化パワーを持つEMに注目
これが注目のEM1。右は発酵2日目の米のとぎ汁発酵液
ここ数年、国内外で注目を集めているのが「EM」。EMとはもともと自然界にいる有用微生物群のことです。さまざまな汚れを分解浄化して腐敗菌を抑える力を持っています。紹介してくれたのは、カトリック札幌司教館のシスター田原嘉子(よしこ)さん。
田原さんがこのEMを使い始めたのは11年ほど前。最初は生ゴミの腐敗を防ぐために使っていたそうですが、いろいろ試してみたところ掃除にも抜群の効果があることが分かり、今では生活の必需品だそう。キッチンやトイレ、浴室などの掃除に、洗剤代わりに使える「米のとぎ汁EM発酵液」の作り方を聞きました。
米のとぎ汁は、そのまま流してしまうと汚染源となります。でも、EMのエキスともいえる「EM1」=写真・左=を加えると、発酵して環境をきれいにしてくれる善玉に変化するのです。
作り方は、ペットボトル(1.8リットル)に、米のとぎ汁(最初1〜2回の濃いもの)、EM1(大さじ1)、砂糖(大さじ1)を入れて混ぜ、ふたをして1週間から1カ月ほど明るくて暖かい場所に置きます。2〜3日に一度はフタを開けてガス抜きをします。甘酸っぱいにおいになれば使いごろ。何とこれだけです。とぎ汁は、足りなければ毎日つぎ足してかまいません。
これを100倍から500倍に水で薄めてスプレー容器に詰め、じゅうたんのシミや、台所のシンクや床、換気扇など、汚れが気になるところに吹き掛けて、しばらくおいてからふき取ります。「床などはツヤが出てきますし、消臭効果もあるので、トイレやペットコーナーにもいいですよ」と田原さん。
また、お風呂の入浴剤代わりにコップ半分ほど入れれば、ポカポカ温まってお肌に良く、カビやヌメリの防止にもなります。残り湯は翌日の掃除や洗濯に使え、流せば下水の浄化にも役立ってくれる万能選手です。
EM1は、道内ではEMエコ(北広島市西の里東3、011・375・4234)で扱っているので、興味のある人はぜひ問い合わせてみてください。
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