:::2005.01.19号より:::
温度管理や湿気対策。便利なグッズもいろいろ
結露を防いで快適な冬を過ごしましょう
 気がついたら窓ガラスに水滴がびっしり、垂れたしずくで窓枠はビショビショ…。冬はこんな結露に関する悩みが多い季節です。手入れが面倒だからといって、そのままにしておくと、窓枠やカーテンがシミになったり、カビが発生する可能性も。結露の原因と対策を正しく知って、冬を快適に過ごしましょう。
結露の正体は空気中の水蒸気

 窓ガラスに付着する水滴、「結露」の正体は空気中の水蒸気です。温かい空気は水分をたっぷりと含むことができ、逆に冷たい空気はそれほど水分を含むことができません。室内の温かい空気が、外気で冷やされたガラスに触れると、水分を保つことができなくなり水滴となって現われます。これが結露です。
 家の中には水蒸気が発生する場所があります。例えばキッチンや風呂場などは大量の水蒸気が発生しますね。このほか加湿器、また目には見えませんが洗濯物、観葉植物、観賞魚の水槽なども発生源の一つ。なんと人体からも水分は蒸発しています。これらの水蒸気を減らすことが、結露を防ぐことにつながります。

室内の温度や換気に注意して

 室内の水蒸気を減らすためには、次の4項目がポイントです。
 1.室内を暖め過ぎない。室温が低ければ、それだけ空気中の水蒸気も減ります。暖房の設定温度は17度〜22度を目安にコントロールしてください。省エネにもなり経済的です。
 2.換気を良くする。風呂場やキッチンなどは、こまめに換気して素早く水蒸気を外に出すように心がけましょう。また、就寝時は暖房を消すので室温が下がります。夜から朝方にかけての結露防止には、寝る前に5分以上窓を開けて自然換気をするのが効果的。
 3.温度差を生じさせない。家の中で、寒い部屋と温かい部屋の温度差ができると結露の原因になります。風通しを良くし、なるべく家全体の温度を均一に保ちましょう。
 4.加湿器は加減して使う。乾燥対策に使う加湿器をつけたままにすると湿度が上がり過ぎてしまいます。特に暖房を消す前の使用は避けましょう。

結露対策グッズも上手に利用

窓ガラスの水滴を吸収する結露吸水テープ
市販のペットボトルを利用できる水滴ワイパー
結露の水滴防止スプレー。左は窓ふき感覚で塗れるウエットシートタイプ
 ガラスに水滴が付いたら、古新聞を貼り付けるのが手軽な方法。窓枠の下にたまった水も新聞を丸めてはめ込み、吸収させます。
 また、結露対策グッズもいろいろあります。結露給水テープ(写真A)は、窓ガラスの下に帯のように貼っておくだけで、流れ落ちる水滴を吸い取り、乾燥させます。ただし長い期間、貼ったままにして吸水と乾燥を繰り返すとシールがはがれにくくなる場合があるので、様子を見て貼り替えながら使うとよいでしょう。
 水分量が多い場合はタンク付きのものが便利です。水滴ワイパー(写真B)は、気がついた時に手早く水滴を除去するのに最適。窓の下から上へと滑らせて、柄の部分のタンクに結露水を集めます。市販のペットボトルを利用できる商品もあり、これは手入れが簡単で人気。でこぼこした曇りガラスには不向きです。
 窓ガラスに吹きかけるだけで、水垂れや曇りを防止するのが結露防止スプレー(写真C)です。再び水滴が付いてきたらスプレーし直してください。約1週間が目安です。
 結露水が下にたまると、窓枠の傷みの原因となります。窓枠用のマルチヒーターは窓の下に取り付け、ガラスを温めて水滴を防ぐ発想。細長く場所を取らず、幅も45cmから150cmまでと窓枠のサイズに合わせて選べます。
 結露対策は毎日のちょっとした心がけが大切。試してください。

※取材協力/東急ハンズ札幌店(札幌市中央区南1西6、011・218・6111)