:::2005.02.16号より:::
年代物の家具や小物、古木を生かしたものなどもあり、使い方はいろいろ
アンティークの良さを取り入れてみよう
古い味わいのある家具や小物は、使い方次第で住まいに素敵な潤いと表情をもたらしてくれます。アンティークが大好きなオントナ読者と、古い趣を生かした家具を扱うショップに、上手なインテリアへの取り入れ方を聞いてみました。
古いもので飾る自分だけのコーナー
ライティングデスクを置いた葛西さん宅の憩いのコーナー(左)。古いマスを利用した花器(右)
「古いものが持っている独特の落ち着いた雰囲気が好きで、住まいにも少しずつ取り入れています」と言うのは札幌市白石区の主婦・葛西三千代さん。葛西さんが自宅で使っている家具や小物は、普通の家具店やホームセンターなどで買ったものが主です。でも、そんな中にところどころアンティークを配置しているため、部屋には全体的にレトロで落ち着いた雰囲気が漂っています。
たとえば写真1は、葛西さんが帳簿を付けたり手紙を書いたりする憩いのコーナー。洋風のライティングデスクとアンティークのランプ、横にはウサギ柄の路地行灯(あんどん)。壁側には古い民家の引き戸を置き、まとまった小空間を作っています。
「小さい子どもがいるので、掃除や整理整とんをするだけで精いっぱいですけれど、自分の趣味を生かせるスペースがあると心が和みます」と葛西さん。写真2は、本来は穀物を計るマスですが、葛西さんはマスの中にアジア風のつぼを入れてトイレ用の花器として使っています。アイデア次第で古いものが新鮮な輝きを持ち始めますね。
古木を使った中国テイストの茶棚。ディスプレーが参考になります(森のギャラリーさっぽろ
ディスプレーひとつで表情が豊かに
札幌市厚別区にある個性派の家具店「森のギャラリーさっぽろ」の富樫裕一さんに、素敵な飾り方や、選び方のコツなどを聞いてみました。
写真3は中国の古い様式を取り入れて、アンティーク風に仕上げたデザインの茶棚。中国の古い民家を解体したときに出る古木を使って作られています。小さな引き出しが付いて収納にもとても便利。
写真のように上段の引き戸を外して気に入った食器やグリーン、グッズなどを飾る、遊び心のあるディスプレースペースにするのも手です。全部の戸を閉めた状態よりも重厚感が和らぎ、持ち主の個性も表現できますね。
背の低い棚ならば、アジア風の布を敷いてテレビやステレオの台としても落ち着きます。
目線や色遣いなど選ぶ時のポイント
選ぶときのコツは「目線を変えて見ること」。ショップなどでは、立ったまま家具を見ています。ところが実際家庭で見るときは、腰掛けていたり、和室なら畳に座っていることが多いもの。背の高い家具などは、座った時に見ると想像以上に重圧感があるため、置く場所の目線で見ることが大切なのです。
色合いも考えましょう。一般的には壁の色やほかの家具と同じ色で統一しがちです。でも複数の家具を使う場合は、同じ色でそろえるとそれぞれの良さが埋没することも。どこかにひとつ違う色やトーンの家具を配置することで、個性が発揮されてメリハリがつきます。
「自分の部屋なんですから、既成観念にとらわれることなく楽しむと良いですよ」と富樫さん。形やデザイン、国籍なども無理にそろえることはなく、いろいろなショップをのぞいて、自分の好きなものを探してくださいね。
※取材協力/森のギャラリーさっぽろ(札幌市厚別区上野幌3ノ2、011・801・5556)
バックナンバー