:::2005.03.16号より:::
自分の手で種をまいて育てた花は愛着もひとしお
春を待つガーデニング、室内で種から苗を育ててみませんか
ガーデニングのシーズンはまだ先だと思いがちですが、室内での種まきは今が本番。苗を購入するより、種から育てることで安価に苗を手に入れることができる上、自分の手で育てる楽しみも。さあ、種から育ててみませんか?
性質や室内環境に合わせた種まきを
種まきの方法としては、「種まき用の用土を使い、発芽後、ポットに鉢上げする」と「培養土を詰めたポットに直接まく」の2種類の方法があります。多くの苗を作りたい時や、種が小さな場合は最初の方法で行った方がよく成長します。
2番目の方法は、ポットを多用するので、スペースに余裕が必要。種が大きな場合はこちらが向いています。育てやすい草花としてのお勧めは、ペチュニア、ゼラニウム、インパチェンス、マリーゴールドなど。まき方や発芽日数、発芽温度などは種類によって違うので、種袋の説明書きを読んでおくことが大切。
発芽後の環境がポイント
●種まきの方法1
1.種まき用の用土を、育苗トレーまたは底に穴を開けたイチゴパックなどに、5〜10cmの深さで詰めます。
2.用土に水をかけて湿らせ、種を均一にまきます。ゼラニウムやマリーゴールドなどは、種を1cm程度の深さに埋め込みます。ペチュニアやインパチェンスなど、発芽に光を必要とするものは、埋めたり土をかぶせたりしないように。
3.種まき後は、20℃前後を保つように工夫を。発芽したら、日当たりと風通しの良いところに置くことが最大のポイント。
4.本葉が3〜4枚になったら、ポットに鉢上げします。8〜9cmのポリポットに、育苗用の培養土を縁から1cm程度下の位置まで入れます。ジョウロなどで底から水が少し出る程度まで、均一に水をかけます。一晩置いて、水分が土全体に行き渡ったら使用可能。トレーの苗を指や箸(はし)などを使って掘り上げ、根に用土を付けたままポットに植え込みます。
5.鉢上げして1週間ほどは、風の当たらない暖かい場所に置きます。その後は、風通しと日当たりのよい場所に移動を。
●種まきの方法2
1.1の4と同じ要領でポットに培養土を入れて、直接ポットに種をまきます。1ポット当たり、ゼラニウムは1粒、マリーゴールドは3粒。
2.発芽したら、日当たりと風通しの良いところに置きます。
3.ポットの中で根が十分に育ち、ポットを外しても培養土が崩れなくなれば、外に植えることができます。
●花壇への移植
植える時期は札幌近郊だと、5月中旬ころが適しています。花壇に植える場合は、1
当たり100g程度の化成肥料をまき、深さ20cmを目標に耕します。
種まきに便利な商品(ガーデンショップハート&グリーン)
種まきに利用したいお勧めグッズ
種まきに必要なものとしては、育苗トレー、種まき用の用土、ポットなどが挙げられます。最近は便利な用具がいろいろそろっているので紹介しましょう。
育苗トレーと、種まき用の土を合わせたようなものが「ゴールデンピートバン」。圧縮されたピートモス(泥炭)の板に水をかけると、膨らんで土のような状態になる優れもので、そこへ直接、種をまきます。
種まき用の用土としては、「さし芽種まきの土」のように保水性がよく、通気性や排水性に優れたものを選んで。無菌状態のため、発芽しやすいという特徴もあります。ポットはポリ製のものが定番ですが、最近は土になる天然素材で作られた「そのまま植えられる鉢」などが主流。発根後、ポットごと花壇やプランターに植えることができるので手軽な上、移植時に根を傷めないという利点があります。「タネまきスタートセット」は、トレーと36穴タネまきトレー、専用培養土のセット。これ一つで手軽に種まきができるので、初心者には特にお勧めです。
※取材協力/雪印園芸センター(札幌市厚別区上野幌1ノ5、011・891・2803)、ガーデンショップ ハート&グリーン(札幌市東区北22東20、011・784・8741)
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