石油ストーブにもいくつかのタイプがあります

鋳物(いもの)製まきストーブは、ストーブ全体が熱を帯びるため、遠赤外線の波長に近い暖かさになるそう。またストーブの上や中で料理もできます(撮影協力/サカシタペチカ)
最近は、セントラルヒーティング(集中暖房)を取り入れる家庭も増えていますが、北海道の暖房の主役はやはり石油ストーブ。その中でも形式が、いくつかのタイプに分かれています。次に紹介するAとBからいずれかを組み合わせたものとなります。
Aタイプ=FF式または煙突式。炎は燃焼するために空気を用い(吸気)、一酸化炭素を排出します(排気)。「FF式」はストーブの近くの壁に小さな穴を開け、吸気・排気とも屋外の外気を使う方式。対して「煙突式」は排気のみ屋外にしますが、吸気は室内の空気を使います。
Bタイプ=反射式または温風式。炎の周りに鏡のような反射板があり、熱効率を高めるのが「反射式」。ストーブの近くの空気から徐々に温めていきます。また炎が直接見えるため「見た目が温かい」と根強い人気があります。
また「温風式」は温かい風が吹き出して来るタイプ。温風で部屋の空気をかくはんするので速暖性があります。
今シーズン、いずれのタイプにも共通するのが「薄型」。FF式でも、より壁に近づけて設置できる型が登場しているそう。「場所を取らない」ものが人気を集めています。
高いデザイン性と使い勝手の「まきストーブ」
冬が長い北海道では、暮らしを快適にしたり、彩りを添えるためのサブ的な暖房のニーズも高くなっています。
独特な雰囲気や高いインテリア要素を楽しみたいという人から注目を集めているのが「まきストーブ」。赤々とした炎と「パチパチ」という音が、いかにも暖かさを感じさせてくれます。
近年はクリーン排気が実現し、燃費や使い勝手はもちろん、デザイン性もかなり高くなっています。「外国映画のような雰囲気を楽しみたい」と選ぶ人が増えているそう。
また台所や寝室など、主暖房の暖かさが行き渡りにくい場所でポイント的に使うのに人気なのが、「ハロゲンヒーター」や「カーボンヒーター」。スイッチを入れてから2〜3秒で暖かくなる速暖性が好まれています。熱源がハロゲンかカーボンかの違いだけで、性能に大きな差はありません。
また「寒い部屋で着替えをする時だけ」「部屋の間を持ち運び」など、特性を生かした上手な使い方をする人が増えてきたため、小型化、デザイン性アップなど商品も多様化してきています。
暖房コーナーの人出が多くなるのは雪が舞い始める11月ころ。商品がもっとも充実するのはその少し前の10月後半からです。今年はひと足早く暖房の準備をしませんか?