:::2006.06.21号より:::

刺す、血を吸う、かむ、病原体を運ぶ…。放っておくと危険な場合も!
住まいの害虫などの対策は、小まめな掃除と換気から

 これから夏に向けて、住まいの悩みの一つが「害虫」の発生。気持ちが悪いのはもちろんのこと、刺されたり、血を吸われたり、病原体を媒介したりと、放っておくと危険な場合も。夏に多い害虫と、その対策を紹介します。

相談件数一位は「家にハチの巣ができた」

 札幌市に寄せられる相談の中で最多は「ハチ」。過去5年間のうち実に78%です。季節は主に6〜9月で、「軒下や庭の木に巣ができた」というケースが大半。スズメバチの仲間は巣などを刺激しなければむやみに刺しませんが、もし刺されたらすぐに安全な場所に移動し、患部を血がにじむくらいに絞って、冷やしながら病院へ。呼吸困難などのショック症状が出ると生命に危険な場合もあるので、急いで病院へ向かってください。
 札幌市民の家に巣ができた場合は、各区の保健センター生活衛生係へ連絡を。駆除業者を紹介してくれるほか、費用の補助(2500円)が受けられる場合も。費用は約1万円(時期や巣の場所などで変動)。札幌市以外は、各市町村の担当部署へ相談を。

ネズミ、ダニ、ゴキブリなどは駆除を

 次いで多いのはネズミ、アリ類、ドクガ、アタマジラミ、ダニ類、ケムシ類、ゴキブリ類、ハエ類、チャタテムシの順。ハチ以外で注意が必要なのは病原体を媒介するネズミやゴキブリ、吸血やアレルギーの恐れがあるノミやダニ類、触れると皮膚炎を起こすドグガなど。ネズミはノミやダニの発生源になったり、病原体を運んだり、家具をかじるなどします。住宅の破損個所を修理し、食品は戸棚やふた付き容器に入れ、侵入を予防。発生した場合は、生け捕りカゴや毒エサなどで駆除を。
 札幌市に寄せられる「ドクガ」の相談はほとんどが手稲区、北区の一部地域から。この幼虫はイタドリやハマナス、キイチゴなどに付くため、これらの植物が小さなうちに草刈りを心掛けて。

住み着くと駆除が大変。北海道にもゴキブリが

 道内にも生息するようになったゴキブリ。主に「チャバネゴキブリ」という種類で、シンクや冷蔵庫の下、ガスレンジ、OA機器など、暗くて暖かくジメジメした狭いところに定住。一度定着すると、駆除は大変。道外からの荷物に紛れ込んでいることもあるので、チェックを忘れずに。
 また、スズメなどの野鳥に寄生するダニやノミが、換気口に作られた野鳥の巣から室内に入り込むことも。鳥の巣は取り除くのが賢明です。
 そのほか、食品の発酵臭を好む「ショウジョウバエ」、かつお節などの乾燥食品を食べる「カツオブシムシ」、食品のカビに付く「コナダニ類」など、食品類に付く害虫も要注意。密封容器で保管し、早めに使い切りましょう。
 害虫の多くは湿気のある、暗くジメジメした場所を好みます。害虫を発生させないためには、小まめに換気をして、湿気をためないこと。室内を掃除して、生ゴミや食べかけの食品を放置しないようにしましょう。

※札幌市保健所では、7月26日(水)・27日(木)の10〜18時、さっぽろ地下街オーロラプラザで「保健所くらしの衛生展2006」を開催。専門家による害虫駆除相談や、害虫に関する小冊子の配布などを実施。問い合わせは下記の同保健所環境衛生課へ。

取材協力/札幌市保健所 環境衛生課 住まいの衛生係(札幌市中央区大通西19、011・622・5165)