:::2006.12.20号より:::

住まい編

大切な上・下水道は日ごろのチェックとケアを欠かさずに
凍結や詰まりに注意して水道や下水排水管を大事に使いましょう

 暮らしに欠かせない上・下水道。毎日当たり前のように使っていますが、その機能が停止したら…と考えると大変です。快適に使い続けるために、普段から心掛けたいことや、「おかしいな?」と思った時の対処法などを紹介します。

冬に必須の「水道の水抜き」を行い自主点検を

 恵まれた自然環境で、日本の中でも水がおいしいといわれる札幌。札幌の水道水が「さっぽろの水」としてペットボトルで販売されるほど、おいしさや水質にも定評があります。その中に赤さびのようなものや、黒いブツブツ(浮遊物)があったら、家の中の水道管の水をしばらく強めに出して、管の中を洗えば解消するはず。それでも赤水が止まらなかったり、水の出が極端に悪い場合は、自治体の指定業者や水道局に連絡を。
 これからの季節に必須になるのが「凍結予防」。水道水は、気温がマイナス4度以下になると凍結の恐れが生じます。夜間だけでなく、昼でも長時間留守にする場合や、旅行に行くときは家中の水道管の「水抜き」を忘れずに。この水抜きは冬期間に限らず行い、水が正常に抜けて再び出るかなどを確認しておきましょう。また白い器に水を入れ、浮遊物がないかもチェックを。変わったことがないかを日常的に観察して水道を快適に利用しましょう。

「排水詰まり」が一カ所だけなら家の中の詰まり、全部なら公共下水道

 また下水道も日々当たり前に使っているからこそ、トラブルが起こったときには存在のありがたさが身に染みるはず。
 札幌市では、屋外にある排水設備「公共ます」から道路側が市(官)、宅地側が個人(民)の管理になります。一軒家の場合トイレ、風呂、台所など家中のすべての排水が詰まったら市の管理部分にトラブルがあった可能性が大きいので、市へ連絡を(マンションなどの集合住宅は住宅の集合管が詰まっている場合もあるので、まず管理者へ)。逆にどこか一カ所だけが詰まったら、家の中の排水管のトラブルと考えられます。一カ所の場合は、まず詰まっている異物を取り除き、市販のラバーカップで排水口を吸い上げれば直ることも。解消しないときは業者に依頼しましょう。
 洗面台や台所の排水口から悪臭がする場合は、トラップ(曲げた管の中に水をためて栓の役割をする)が機能していないことがほとんど。管が壊れて水が漏れる、毛髪によって、たまった水が徐々に失われる、長期間使用していないため水がなくなったなどの原因が考えられます。原因別に対処して解消できなければ業者へ。排水管のトラブルを未然に防ぐには、異物やごみを流さないことと、油ものを流さないこと。管の内部に油がこびりついて徐々に管が細くなるほか、環境汚染にもつながるので注意しましょう。

「点検商法業者」には、要注意! 気になったら相談を

 上・下水道とも悪質な「点検商法業者」が問題になっています。「水道局の方から来ました」「排水管の清掃が必要です」などの勧誘には要注意。札幌市など自治体の職員が突然訪問することはまずありません。訪問の際、職員は必ず身分証を持っています。点検に来た業者が気になったら、自治体の担当部局(札幌市は水道局、建設局)に相談をしましょう。

取材協力/
札幌市水道局給水部給水課(札幌市中央区大通東11、011・211・7032)、
札幌市建設局下水道施設部排水指導課(札幌市豊平区豊平6ノ3、011・818・3422)