:::2007.01.17号より:::
インテリア編
極端な寒暖差が結露を誘発します
家の中の温湿度を管理して結露予防をしましょう!
冬の住まいの厄介者の一つが窓などに発生する「結露」ですね。暖房をつけているとしょうがないと思われがちですが、暮らし方や簡単な工夫で予防は可能。結露が起きる仕組みや、すぐにできる予防法を紹介します。
温かい空気中に含まれた多くの水分が寒い場所で結露に変身します
結露の正体は空気中の水蒸気(湿気)。空気は温度が高くなるほど多くの水分を含むことができますが、温度が低くなると含みきれずにあふれてしまいます。暖房をつけている部屋の中央は温かくても、窓ガラスや北側の壁は冷たくになっているはず。空気中の湿気は温かい場所から冷たい場所へ流れるため、あふれた水蒸気が結露となって、窓や壁に付着してしまいます。
窓ガラスだけではなく、寒い部屋や廊下の壁が結露するということはありませんか? この仕組みも同じこと。温かい部屋から寒い部屋へ水分をたくさん含んだ空気が流れるために、結露が起こるのです。
結露のもっとも単純な防ぎ方は、家の中の温度差をなくすこと。最近の住宅で結露が起きにくいのは、高気密・高断熱で家の中の温度差が少なくなったため。古い住宅では結露が発生する場所をピンポイントで暖めるのも効果的です。窓専用の小型ヒーターもホームセンターなどで扱われています。新しい住宅やマンションでは窓の下にパネルヒーターなどが設置されているところも多いそう。窓周辺の温度を下げないために、窓の断熱シートやパネルなどを活用するのもいいですね。
また換気をこまめにして、部屋の余分な湿気を追い出すという対策も有効。夜間や外出時に暖房を消す場合は、徐々に室温が低下して結露が発生しやすくなるため、消したあとに一度換気をして、湿気を追い出すことを心掛けましょう。
冬季間の室内の適正湿度は40〜60%。各部屋に温湿度計を置いて、適度な湿度になるよう調整しましょう。
結露が起きたらかびにも注意。見つけたらすぐに退治を
それでも結露が発生してしまったら、素早く拭き取りましょう。そのまま放っておくと、壁紙やその下地材にまでかびが生えてしまいます。かびが好む環境は室温20〜25度、湿度70%以上とされており、結露の発生した場所は、かびの成長にうってつけの環境ともいえます(もっと低温で繁殖するかびもあります)。
結露は窓だけでなく、押し入れの内部や家具の裏側などにも発生します。防ぐためには風通しを良くすることが大切。押し入れにはスノコを置き、家具と壁の間は5b程度空けて風の通り道をつくり、よどんだ空気を常に追い出すようにしてください。
かびを発見したら、まず固くしぼったぞうきんでかびを拭き取り、市販のかび取り剤を使って除去してから、結露が発生しないような環境に変えます。かびを拭き取る際は、いきなり乾いたぞうきんで拭いたり、掃除機、かび取りスプレーをかけるなどは厳禁。かびの胞子が飛び散り、かえって広がってしまいます。また、かびの被害がひどい場合は壁紙や建材を取り替えるなどの対策を考えましょう。