:::2007.05.16号より:::
ガーデニング編
排水、飛散・落下防止などに配慮して楽しみましょう
知っておきたい「ベランダガーデニング」のマナー
部屋から見える庭の花や緑に、癒やされるガーデニング。マンションでも、少しの工夫で「ベランダガーデニング」が楽しめます。上手な「ベランダガーデナー」になるためのマナーやテクニックを北海道ガーデンコンサルタンツのガーデンデザイナー・受川とも子さんに聞きました。
鉢やコンテナを落下させない、避難通路に置かないように
ウッドパネルとラティスを設置。狭いベランダが美しいガーデンに大変身
マンションや団地などの集合住宅では、近隣に迷惑を掛けないことが第一条件。そのためにも「マナー」には十分に気を配りましょう。
鉢やコンテナを、階下に落ちる危険がある場所(ベランダの手すりなど)に置くのはやめましょう。手すりやウッドフェンス(トレリスやラティスなど)に吊るして飾る場合も落下しないように気を付けて。また、ウッドフェンスは、風や地震対策としてしっかりと固定しましょう。
花や鉢のレイアウトを考える際には、避難通路を確保し、隣家との避難用隔壁の前に鉢を並べるのは避けましょう。
水がつきもののガーデニングでは、排水にも配慮が必要です。水やりで出る排水に土や砂、落ちた花びら、枯れた草などが混ざらないよう、排水溝にネットをかぶせるといった工夫をしましょう。
また賃貸マンションなどでは、床や壁を傷付けないように注意を。コンクリートの照り返しや温度上昇は、植物には少し過酷な環境です。床にウッドパネルを敷き詰めれば、日光の照り返しと床や壁の傷付き防止になるので一石二鳥。デザイン性をアップさせる木製のトレリスなども併設しやすくなるので、ガーデニングの雰囲気作りにも役立ちます。
風対策には、花びらが散りにくい品種を
ウッドパネルなど大型のものを取り付ける場合は、管理組合などの許可を得てから
高層階のベランダでは、風の影響も考慮しましょう。花びらが散り、風に舞えば、近所の迷惑になってしまいます。花びらが散りにくい品種(パンジー、ビオラ、マリーゴールド、ベチュニア、カンパニュラなど)や、風に強い品種(ゼラニウム、マーガレット、セージ、イソギクなど)などであれば心配も少なそう。
集合住宅では害虫対策も大切です。できれば薬剤は避けた方がいいのですが、どうしても使用する場合は、人体や植物に影響が少ない薬剤を選んでください。また、枯れ葉や散った花びらをこまめに取り除くなどの予防が重要。
排水溝の汚れが気になる場合は、「水栽培」を楽しむのもいいでしょう。水をやり過ぎたり、少な過ぎるなどの失敗もなく、初心者にもお勧めです。簡単なのはスイレン、ハス、ホテイアオイなど。同じ器の中で、金魚を飼っても楽しいですね。花は地味ですが山野草、グラス類、カラーリーフなども風情があり、静かな空間を演出してくれますよ。