:::2007.11.21号より:::

住まい編

結露が発生しやすい窓の下や、加湿器の回りは特に要注意
寒くても十分に気を付けたい「冬のカビ対策」

 「湿気のある暑い時期だけ注意すれば大丈夫」と思いがちなカビ。実は暖房による高温と、それによる結露が生じる冬の北海道の室内は、カビの大好きな環境ともいえるのです。そこで今回は原因や撃退法など「冬のカビ対策」について紹介します。

暖房が効いた25度以上はカビが大好きな室温

 カビが好む環境は、高温・多湿の場所。気温20度を超えると成長が早くなり、約28度が生育のピーク。一般的に25〜30度くらいが、もっともカビが成長する温度です。
 さらに湿度75〜100%くらいのジメジメが大好き。暖房で室温25度以上、さらに乾燥を防ぐために加湿器を一日中稼働させていたり、暖房による結露が生じる北海道の冬の室内は、カビが繁殖しやすい環境そのものです。
 またタンスの中や押し入れなどのよどんだ空気も、カビの成長を促します。さらに人間のあかや皮脂もカビの栄養源。衣替えの時期に半年ぶりに出した服やバッグ、靴にカビがついていたり、なんとなくカビ臭い…と感じるのは、こういった理由からです。

部屋中に菌をまき散らす加湿器内のカビ

 冬のカビ対策でまず注意したいのが加湿器。最近は防カビ機能がついているタイプも増えていますが、常に積極的な掃除を心掛けましょう。防カビ機能が付いていない古い機種なら、なおさらです。
 特に気を付けたいのは、貯水タンクの中とキャップ部分、そして吹き出し口付近。カビが繁殖したまま使い続けると、カビの菌を部屋中にまき散らすことにもなってしまいます。アレルギー疾患や、感染症など健康被害を引き起こすこともあるので、気を付けましょう。加湿器回りの床やカーペットも注意ポイント。湿り過ぎないよう気を付けたり、小まめに水分を拭き取るなどの対策を。
 また冬のカビの一番の原因は結露です。窓の下にたまった水分や、北側の壁やドアが結露していたら見つけ次第拭き取りましょう。外気温と室内の気温差が開きすぎると、結露が発生しやすくなります。部屋に温・湿度計を置いて常にチェックするなど、結露を発生させない工夫も大切です。
 またタンスや押し入れ、靴箱などは時々開け放して、よどんだ空気を入れ替えましょう。

塩素系カビ取り剤は使用の際に注意を

 発生してしまったカビは、カビ取り剤を使って掃除します。そのままにしておくと、健康被害を引き起こす可能性もあるので、すみやかに退治を。
 カビ取り剤はほとんどが「塩素系」。使用の際は特に注意が必要です。
 ほかの洗剤と混ぜて使うのは絶対にやめましょう。酸性の洗剤はもちろん、食酢やアンモニアなどと混ぜても有害なガスが発生する危険性があります。
 また十分な換気を必ず行い、手袋やマスク、メガネなどの身支度も忘れずに。カビ取り剤のタイプは塗布や、スプレーのものなどさまざま。使用方法等をよく読んだ上で、発生した場所に適したものを正しく使いましょう。
 また掃除後や、カビが発生しやすい場所にあらかじめ防カビ剤を使って、予防するのも有効です。

取材協力/家庭用カビ取り・防カビ剤等協議会(横浜市中区山下町22 045・640・2111)
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