:::2007.12.19号より:::
シニアスタイル

除雪編

道具選びや順序、準備運動も大切です
快適な「雪かきのコツ」を伝授します!

 本格的な降雪シーズンがやってきました。長期予報によると、今年は雪が多めとか。思わずため息が出てしまいそうですが、この冬を乗り切るために上手な雪かきのコツを知って、運動不足解消にも役立ててみませんか。

重さや量など「雪の種類」で使う道具は変わります

 上手な雪かきの第一歩は、雪の種類を見極めることと、それに適した道具を使うこと。グッと冷え込んだ日や、夜に降った雪は、さらさらでふわふわ。この軽い雪なら、はねるだけでOKで、使う道具は竹ぼうきが最適。玄関先などを掃除する要領で、サッと掃きましょう。掃いた雪がたまったら、幅が広いプラスチック製スコップ(道内では“ジョンバ”と呼ぶ地方もある)で、かいていきます。
 気温が上がった日中や、降ってから時間がたち、硬く締まった雪は“ジョンバ”よりも、アルミ製のスコップが役立ちます。かなりの量が積もった時や、屋根の雪下ろしの時などは、アルミスコップで雪を四角くサイコロ状に切っていくと早いでしょう。
 「雪押し」や「ラッセル」と呼ばれる丸みのあるスコップは、軽重問わずどんな質の雪にも対応する万能型。地面をガリガリと削れるので、除雪面をきれいに仕上げる特性もあります。
 大雪が降ったら「スノーダンプ(ママさんダンプ)」の出番。一軒家などで雪の集積場所を広くとれる場合は、均等に平たく積むとスペースを無駄なく活用できます。集積場所が少ない場合は、スノーダンプを90度に傾けギューッと押しつけるように積みましょう。積み上げた雪山の体積が少なくなり、「雪崩」も起きにくくなります。

玄関先を終えたら、敷地奥の隅から始めよう

 玄関先や駐車場一面にどっさり積もった場合、どこから手を付けるのかも大きな問題です。スタート地点はやはり玄関先から。玄関先の雪をのけたら、人が通る道を確保。踏み固めると除雪がしにくくなる面もあるため、人通りのある場所を優先して。その後は雪の集積場所(または融雪機や排雪槽、溝)から見て遠い奥(隅)の方から始めます。雪の量が多過ぎたり、除雪場所が広い場合は途中に仮の集積ポイントを作りましょう。

筋肉痛やぎっくり腰、心筋梗塞予防のため必ず準備運動を

 いくら運動不足解消に合っているからといって、無理をして雪かきを続けていると、足腰や腕を痛めてしまうこともあります。これを予防するには、軽い準備運動を。手足や腰の筋肉を伸ばすようにストレッチしましょう。手軽に行えるラジオ体操は各部位のストレッチが網羅されているので、お勧めです。
 また雪かきの運動量はかなり大きいため、血圧が上がったり心筋梗塞(こうそく)を発症するケースもあるそう。これらを予防するためにも、体を温める準備体操は特に大切です。筋肉痛予防には、雪かき直後におふろで体を温めるのが一番ですが、時間がない場合は整理体操(終了後のストレッチ)だけでも行いましょう。
 雪かきで一番痛くなる恐れがあるのが腰。重い雪を大量に一気に持ち上げようとせず、数回に分けて軽くしたり、ひざを曲げ腰を落として足腰全体を使うようにしてください。腰への負担が軽くなるのと同時に、持ち上げやすくなる効果もあります。腰やひざ、手首などを痛めた経験がある人は、あらかじめサポーターやベルトなどを装着してから雪かきするように心掛けましょう。

取材協力/札幌便利屋ぞうさん(札幌市手稲区前田4ノ6 TEL.090・1302・3209)