:::2008.01.23号より:::
防火対策編
ストーブの上に洗濯物を干したり、火がついた状態での給油は危険!
空気が乾く冬。防火意識を強く持とう
空気が乾燥し暖房を使う冬は、火の用心が大切です。日ごろから頭に入れておきたい防火対策や、冬ならではの注意事項などをまとめました。
トラッキング火災、こんろからの出火にも要注意
冬の暮らしに欠かせないストーブですが一つ間違えば恐ろしい火の手に変わります。ストーブの上に洗濯物を干す、火がついたままの給油、燃えやすいものを近くに置く、カーテンが触れる距離にストーブを置くなどは絶対にダメ。ストーブを移動させる時は、必ず消火してから。火を使わないハロゲンヒーターなども油断は禁物。また、コンセントから発火するトラッキング火災は季節を問いません。コンセント回りのほこりは定期的に取り除き、たこ足配線はしないなどを心掛けて。
札幌市の年間火災発生件数で、放火に続き多いのが「こんろ」(2006年は796件中123件)。こんろ回りは整理整頓し、火を使っている間は目を離さないで。万が一、出火したら慌てず消火努力を。発見からの数分間で被害の大小が決まります。天ぷら油に火がついたら、ぬらして絞ったシーツなどで覆いましょう。水を掛けるのは絶対にダメ。逆に火が大きくなってしまうので、近くに消火器があるなら迷わず噴射。日ごろから使い方を確認し、定期的に点検しましょう。ただし炎が天井付近まで達したり、煙がひどいなら、初期消火をあきらめて避難を優先してください。持ち物や服装は二の次。命を守るのが最優先です。119番への通報も避難してから。通報は住所を正確に伝えましょう。地理が分からない場所から携帯電話で通報する場合は、回りの大きな建物などを伝えて。札幌市消防局は4月1日から「携帯電話の位置情報通知システム」を運用開始予定。携帯からの通報が確認しやすくなります。
札幌市内は6月から住宅用火災警報器設置義務付けに
防火は常に意識を持つことが大切。避難経路を日ごろから2つ以上決め、確保しておいて。避難経路となるベランダや階段には物を置かないように。冬は避難口の除雪も忘れないようにしてください。
防火の力強い助っ人となるのが、「住宅用火災警報器」。煙や熱を自動的に感知し、出火前に大きな音で知らせてくれます。新築物件はすでに義務化、既存住宅も札幌をはじめ石狩、北広島、恵庭、千歳などでもすべての住宅に2008年6月1日には設置が義務付けられます。警報器の設置により火災にならなかったケースが2007年は札幌市内で5件あったそう(12月末現在)。出火した家が留守でも、近所の人が気付いて通報するケースもあり、すべての住宅に設置されると、火災による死亡者は3分の1程度に減ることが予想されています。まだ未設置なら、近くのホームセンターや電器店で早めに購入を。1個4000円〜8000円程度で、町内会などで共同購入すると割安になる場合もあるそう。アパートや賃貸住宅なら設置方法を大家さんと相談を。
設置義務化の開始時期は各市町村により異なりますが、ぜひ設置を検討して。しかし消防署や消防団が販売することはないので、「消防署の方から来ました」などと偽る訪問業者にはご注意を。
取材協力/札幌市消防局