:::2008.03.19号より:::
シニアスタイル

住まい編

火災をはじめ、さまざまな損害に対応できる新型保険も登場
「住まいと保険」は密接な関係です

 生命、住宅、車、医療など身近な存在である「保険」。雪解けを迎え、家の新築やマンションの購入などを考えている人もいるでしょう。今回は知って得する「住まいと保険の知識」を紹介します。

住宅の保険は「総合補償」の商品がお得

 住宅に関する損害保険で、もっともスタンダードなのが「住宅火災保険」。火災や落雷、雪災や失火した際の近所への見舞い金などが補償される保険です(補償金額は損害や保険金、建物の時価などにより変わります)。
 しかし住宅の災害は火災以外にもさまざまなことが考えられますね。共栄火災北海道支店札幌第一支社によると、一般住宅では火災よりも給排水設備に生じた事故による水漏れ損害に遭う確率の方が高いそう。さらに盗難に伴う窓ガラスや玄関の破損などの損害も含めると、確率はかなり上がるはず。
 損保各社からは、火災に加えこういった補償も含む総合保険も発売されています。ちなみに共栄火災の「住宅総合保険」は、単品の火災保険と比較しても年間約20%程度の保険料追加で加入できます。さらに同社には、凍結により破裂した水道管修理費用を支払い対象とする特約や「掃除中うっかり窓ガラスを割ってしまった」など、不測かつ突発的な事故の補償も行う、加入条件によっては割安な新型商品への問い合わせも増えているそう。
 地震が原因の火災や建物の倒壊は「地震保険」に加入しないと補償されません。北海道の加入率は全国平均よりも多少低め。それでも毎年少しずつ加入率が上がっており、万が一に備える人が増えています。なお、平成19年度からは、確定申告時の損害保険料控除が「地震保険」のみに変更になりました。
 また住宅保険の契約に際し、家財道具や家の評価額を低く見積もり保険料を抑える人もいますが、保険の入り方としては間違い。万が一の場合に保険を無駄なく機能させるためには「正しい評価」が最大のポイントとなります。

住宅ローンで生保が年間数万円低くなる場合も

 住宅に関連して、実は生命保険料も下がる場合があります。家の購入やリフォームなどで住宅ローンを組むと、多くの場合は団体信用生命保険(以下「団信」)への加入が必要となります。団信とはローン返済中に借り主の死亡や高度障害があった場合、ローン残高と同額の保険金が支払われる保険のこと。近ごろはがんや特定疾病の補償が特約に盛り込まれた商品も登場しています。例えば夫が住宅ローンの借り主で団信に加入している場合、夫が死亡すると以降のローン支払いが無くなります。生命保険に加入している人は、住居費分の死亡(遺族)保障を減額することができます。団信に加入していて、保障金額の見直しをしていない人は、見直しの必要があるかもしれません。最近は、見直しのしやすい短期変更型の保険も出ています。たとえば、毎年、保障内容を見直せる「1年組み立て保険」を発表しているのがDIY生命。団信に加入すると翌年、保障額を減額でき、保険料も抑えられるそう。
 住まいの保険は、住み替えや人生設計に沿って必要な補償を見極め、上手なやり繰りを心掛けていましょう。

取材協力/共栄火災 北海道支店札幌第一支社(札幌市中央区北3西2 TEL.011・221・9375)、損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険(東京都中野区中野5 TEL.0120・3704・75)