省エネと食の安心を目指して、食品選びは
「フードマイレージ」 でいこう!
冷凍餃子事件をはじめ、ゾッとするような食のニュースが相次ぎましたよね。ずさんな管理の末、人々の食生活を不安にさらした企業の所業、不届き至極!…と一喝したいところですが、安いものやお手軽なものを安易に求める風潮にも問題があったことは否めない。毎日口に入れる食べ物が、どこでつくられてどのようにしてやってくるのか、私たち自身がもっと意識すべきなのかもしれませんよね。
そこで、ちょこボラ的賢い食品選びの目安として「フードマイレージ」をご紹介しましょう。フードマイレージとは、食品が運ばれてきた移送距離のこと。輸入ものではなく国産ものを選ぶことによって、食料輸送で排出されるCO2を減らし、カットしたCO2の量を、航空会社のマイレージのようにフードマイレージとしてためる。フードマイレージは、ためるほどに省エネできちゃう、地球にやさしい食品選びの知恵というわけですね。もちろん、フードマイレージは地球にやさしいばかりじゃありません。国産ものを選ぶことは、余分な農薬や保存料などを避けること、産地を意識し、旬のものや生産過程への配慮を高めるきっかけにもなります。これは、食の安全確認への第一歩といえますよね。フードマイレージではCO2(二酸化炭素)100g=1poco(ポコ)と定義。たとえば、国産小麦のパン1斤は0.35 poco、輸入小麦のパンでは1.45 poco。国産のパンを選ぶと、1.45−0.35=1.1 pocoの省エネとなります。ちなみに、アスパラガスだと国産0.01 poco、輸入3.41 pocoで、なんと3.4 pocoの省エネ。これは、3kmの距離を車でなく自転車で移動した場合のpocoに匹敵するそうです。
環境にもよく、食の安全にも結びつくとはまさに一石二鳥!なフードマイレージですが、考えてみれば、環境に良いことと安全な食とは、分かちがたく結びついているものなのかもしれません。価格や宣伝文句に惑わされない、賢い消費メソッドのひとつとして、フードマイレージ、ぜひトライしてみてください!
藤原千尋さん
「ちょこボラ(ちょこっとボランティア)」をテーマに取材・執筆を行う。著書に『ちょこボラ!』(アメーバブックス)、『フェアトレード@Life』(春秋社)など。ヤフー!ボランティアにて「プチボラしよう」http://volunteer.yahoo.co.jp/petit/index.html連載中。
フードマイレージキャンペーン
http://www.food-mileage.com/
上記HPの「フードマイレージ電卓」で、食べたもののフードマイレージを計算することができます。ちなみに、京都議定書のCO2削減目標値6%(1990年比)を達成するには、一人1日15poco削減が必要。レッツトライ!